28日のニューヨーク株式市場は反発。ダウ工業株30種平均は前日比46ドル10セント高の1万0,858ドル14セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同9.82ポイント高の2,379.59で引けた。

 同日発表された9月の米消費者信頼感指数が2月以来の低水準となったほか、7月のケース・シラー住宅価格指数が前年同月比で予想をわずかに下回る結果となったことなどが嫌気され、相場は朝方には下落した。

 しかし、企業の好決算やM&A(合併・買収)が報じられたことが好感され、相場は反発して引けた。

 予想を上回る四半期決算を発表したウォルグリーンの株価は11.43%の大幅上昇となった。またノーブランド薬品メーカーのQualitest Pharmaceuticalsを12億ドルで買収すると発表したEndo Pharmaceuticals Holdingsの株価は8.13%上昇して取引を終えた。

 同日の原油先物相場は4営業日ぶりに小幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)11月物は前日比0.34ドル安の1バレル76.18ドルで引けた。

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